帰りに上司のIさんがへこんでいたので、先輩のOさんと共にフォルクスというステーキ屋にいったけどお金がなかったのでハンバーグで慰労会を行う。ハンバーグで○○会というと小学生以来だけど、いかんせんジリ貧サラリーマンなのでステーキなどと言ってられない。
そんなフォルクスは今ステーキ革命と銘打ってキャンペーンを行っている。文面を見ると「貴重なフィレ肉から硬い筋でつながるサイドマッスルを取り除いておいしくいただけるようにしました!」と誇らしげに書いてある。すごい新革命だ。
硬い筋なんて食えないんだからそれを取ることはすばらしいのだと豪語しているけど硬い筋なんて取って当たり前であり、それを今まで取り除いていなかったのは単なる怠慢だったのではなかろうか、マイナス要因はポジティブに考えるとプラス要因な広告になるのかなあと思いながら、革命が起こらなかったハンバーグをもしゃもしゃと食う。
ハンバーグを食ったのでカロリー高だ。若かりしあの頃は新陳代謝もよく勝手に代謝してナイスバディーを保ってくれたのだけど今は新陳代謝は影を潜め、体は単なる貯蔵庫と化している。これはいかん。燃やさなければ。と思い立ち、品川から大井まで歩いて帰ることにした。
たった一駅なのだけど、戦後のクチャクチャな整備事業のおかげで非常に遠い。はるか彼方にイトーヨーカドーのネオンが揺らめく。
ここでちかれたびーとタクシーなんぞに乗ったら負けチワワなので気合を入れて歩き続ける。疲労が体を蝕み始めた頃に体が横に傾いている自分に気づく。バッグには明日の出張のためにパソコンなどが入っているため片側に重心が傾いているらしい。
こんなことだとデューク更家に怒られる。というわけで気合を入れなおして再び歩き始める。ここで片側→サイド→サイドマッスルと先ほどのステーキ革命がシナプス結合。脳のしわに深く刻み込まれる。
やっと家についたら計30分ほどかかっていた。太ももは硬くなっている。ここでフォルクスに調理されたら足のカチカチ部分はサイドマッスルとして切り取られるだろうと意味不明な事を考える。どうも自分的にサイドマッスルという語感がマイブームになりつつあるらしい。
とにかくハンバーグ分のカロリーは消費しただろうと安心していたのだが、よく考えたら今日は昼に寿司を食い、明日は今シーズン最後のカニ・ディナーだ。というわけで燃え尽きない脂肪との戦争はこれからも続くらしい。
計画頓挫しないように気をつけます。はい。
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