3部作最終章。ここまで来たら読むしかない。
※解説ネタばれ注意
というわけで、ガニメアン、ルナリアン、そして人類の関係性を解明した科学者ハント、ダンチェッカーは二千五百年前に別の星へと旅立ったガニメアンに遭遇します。
冥王星の彼方から<巨人たちの星>のガニメアンの通信が再び届きはじめた。地球を知っているガニメアンとは接触していないにもかかわらず、相手は地球人の言葉のみならず、データ伝送コードを知りつくしている。ということは、この地球という惑星そのものが、どこかから監視されているに違いない・・・・それも、もうかなり以前から・・・・!!五万年前月面で死んだ男たちの謎、月が地球の衛星になった謎、ミネルヴァを離れたガニメアンたちの謎など、からまったすべての謎の糸玉が、みごとに解きほぐされる。ホーガン入魂の三部作、ここに堂々完結!
ここで前二作で謎だった月が地球の衛星になった理由、高度な文明を持ったルナリアンが地球に来て何故文明の発展が遅れたか、など等の謎がすべて明かされます。
最後は科学的な話からはずれ、社会学的なお話、そして陰謀や政治なども絡み合い、フィナーレを迎えます。作者のジェイムズ・P・ホーガンってどこまで考えてこの小説書き始めたのやら・・・と思います。すごいな。やっぱ小説家って。
というわけで、この三部作は今年読んだベストに入る勢いです。もっと昔に知ってりゃよかったと思うくらい。
人間の想像力ってすごいなと、改めて知らされました。はい。
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