BOOK OFFで半額にて売ってたので、興味がてら購入。
世の人々を感動の渦に巻き込み、本屋では恐ろしいほどスペースを割いているこの本は、はたしてねじくれた僕を感動させてくれるんでしょか。
で、読んでみた訳ですが。
人の死というものを改めて考えさせてはくれると思う。んでもそれで終わってしまった。
「四日間の奇蹟」でもあったように、死というもので泣かせるという手法・・・といってしまうと身も蓋もないのですが、何かね。
主人公の爺さんの話とか、ヒロインが「キスでもしませんか?」と言う下りとか結構好き。作風は結構好きなんです。しかし、もう一回読もうとは思えない・・・。なんだろう。何が揺さぶらないのかな。
考えてみた結果、「死の軽視」という言葉が思い浮かんだ。
どちらかというと、ヒロインを死なす必要は無いと思う。そりゃ死ぬことは悲しいのでそれなりに思うところはあるわけですが、なぜだか淡々と進みすぎてしまうのがどうもなぁ・・・
そこに感動を誘うという手法をとっているだけではないのだろうか?と思ってしまい。
映画はどうなんでしょうかねえ。見てみたい気はする。結構好きな役者さんが出てるので期待はしているし。
みなさんどうでしょか?これは。
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