たまたまZAKZAKを見てたらこんな記事が。
カンボジアで鶏肉に代わり人気上昇中はこの料理
【プノンペン17日共同】鶏肉の代わりにネズミ料理はいかが。家禽(かきん)への鳥インフルエンザ感染が確認され、鶏肉消費が落ち込むカンボジアの農村部で、野ネズミの肉が人気を呼んでいる。
この中で、
野ネズミは「鳥やカエルの味に似ている」(プノンペン市民)とされ、カンボジアではポル・ポト政権下の食料難で、一時は全国で食べられていた。
とあります。が。
僕は二年前、カンボジア・シェムリアップにて普通にネズミ食ってました。
一時的じゃないっ。あれは普通に食われている!あれは向こうの食文化だっ!
だって繁盛してたものぉ~
というわけで振り返ってみた。
前に友人のすーさんとカンボジアに行った時、バイタクの兄ちゃんと親しくなりました。夜、「指差し会話」という便利な本を使ってビーフスープ(牛の臓物などが入った鍋。うまい)を食いながらコミュニケーションはかってた時のこと。
動物一覧(写真付き)のページが出てきた時に、「日本人はこれ食うのか?」という話になりました。
最初は牛とか豚とか鶏など日本でもスタンダードに食する動物を指していたんですが、だんだん犬、猫、蛇、ついには虎まで「食うのか?」聞いてきました。
「おいおい、食わないよ!日本人勘違いしてねーか?」と言ったら、「俺達は食うぞ」とバイタク兄ちゃんがニヤリとしながら言うではありませんか。
本当かどうか知らんけど、虎はお祝いの時に食うらしい。
あと、犬も食えばネズミ、蛇も食べると。
(さすがに猫はなかったのでほっとしましたが)
その時、カンボジア知らない日本人だからって騙して馬鹿にしてんじゃねーか?という疑問が生じました。
で、試しに言ってみました。
「よし、んじゃ明日食わせてくれ!犬以外のものな!」
これで嘘なら連れていけないはず。そしたら。
「わかった。んじゃ明日連れて行こう。」と普通に返事が。
え・・・うそ。マジなんすか?
自分で墓穴掘りますた。(泣)
ってことで、翌日、トレンサップ湖近くの、現地の人しか行かないような掘っ立て小屋飲み屋に連れてってもらうことになりました。
バイタク兄ちゃんは「よ~し、今日は食うぞ!」と意気込んでおります。もちろんこちらはそんな展開望んでなかったので、びびっております。
しかし、店の前まで来たら逆に「リアルなウルルン滞在記」気分になり、こうなったら食ってやろうじゃないか!ネタ作って帰る!と気合が入りました。
で、飲み屋に。トレンサップ湖の水上に立った、燃やせば一気に全焼しそうな小屋です。現地の人はビール飲んでます。(カンボジアではビールに氷を入れる)
そしたらバイタク兄ちゃんが
「ネズミはあるぞ。蛇は売り切れてるから他の店行って買ってきてやる!」
とか言いやがります。
うぁ~、本当にあるんだ~
「んじゃ、とりあえずネズミ一匹・・・」
と注文。
そしたらすぐに出てきました。
写真があるといいのですが、申し訳ない。ありません。
で、どういう料理かというと、ネズミを開いてそのまま焼いてみた!という程度。
手でむしり、香草と一緒に黒胡椒にライムを搾ったものをつけて食べるらしい。
しかし・・・見事に「あじの開き」状態になっていても、元気に飛び回っていた頃の姿が容易に想像できるネズミくんを「さ~食べるぞ!」とすんなり口に持って行くには度胸が・・・
だがっ!漢(おとこ)たるもの一度決めたら~♪ってことで恐る恐る食ってみました。
あれ?
うまい。
いや、本当にうまい。なんつーか、これは・・・そう。鳥のささ身なんです。
つけ汁(黒胡椒にライム)があっさりめのネズミ肉にいい感じで合う。
タイ、カンボジアでよく鶏肉くってたのですが、結構濃い味つけだったのでささ身味のネズミは妙にうまく感じました。
で、結局もう一匹追加。
これいける!とがっついてしまいました。
ちなみにその後蛇も出てきました。しかしこいつはきつかった。
蛇がトグロ巻いた状態でそのまま焼かれてます。まさに姿焼き。
しかも体からなんか黄色い卵巣みたいなのだブリョブリョはみ出てます。いやー!
「これがうまいんだ!」とバイタクの兄ちゃん。
蛇自体小さいものなので、食う部分はその卵巣みたいな部分しかありません。
これは正直あまりうまくありませんでした。見た目もインパクトありです。
興味ある人は是非カンボジアに行ってください。
※夜の出来事
まー食った後宿に戻って寝たんですが、夜中寝返りを打ったら痛くて目がさめました。
何かと思ったら、僕の息子がギンギンになっておりました。(恥)
精力剤で「赤マムシ」とかあるのは、やっぱり蛇は効くからなんだろうな~と、身をもって実感。
ということで、
興味のある人は是非カンボジアに行ってください
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